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『日の名残り』

久しぶりの映画レビュー。

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『日の名残り』
1993年・イギリス/アメリカ

1958年、イギリス。ダーリントン卿の屋敷は卿が亡くなってから、次の買い手がなかなか見つからない。ようやくアメリカの富豪、ルイス氏(クリストファー・リーヴ)の手に渡る。そこで執事を務めるのは、ダーリントン卿時代からこの屋敷にいるベテラン執事のスティーブンス(アンソニー・ホプキンス)。他の使用人たちは、ダーリントン卿が亡くなるとともに辞めていき人手不足になっていた。

そんなところに、スティーブンス宛てにかつて屋敷に勤めてたケントン(エマ・トンプソン)からの手紙が。結婚して辞めてった彼女からのまた働きたいとほのめかす内容に、スティーブンスは休暇をもらいケントンに会いに行く。



時代はさかのぼり1936年。ダーリントン卿の屋敷では、各国の政府要人たちが集まり、重要な非公式な会議がよく行われていた。ある日、面接にやってきたミス・ケントンを使用人の長として雇う。仕事に熱心だが間違いは間違いと言うケントンと、何があろうと主人に忠実で仕事に忠実なスティーブンスは意見が食い違うことも。だが、次第にお互い惹かれるようになる。惹かれながらも、何も口にせず、態度にも出さない2人だった。

ある日、卿の屋敷ではドイツ、フランス、アメリカなどから政府要人が集まり、今後のドイツ復興を支援しようと卿が演説していた。だがアメリカの要人、ルイスが反論。「政治というものは、我々アマチュアじゃなくプロに任せなければ」と。だが、そんな言葉はみなの耳には入らず。やがてこれがきっかけとなり、戦争へと向かっていってしまう。戦後、ダーリントンは世間からナチスの肩を持ったやつと非難を受け、みるみる滑落していく。

そんな屋敷での様子も、静かに主人だけに仕え忠実だったスティーブンスも、ダーリントン卿が亡くなり、アメリカ人ルイスの元で執事を務めるようになった。そんな今、1958年。ふと人生を立ち止まり、密かに慕っていたケントンに会いに行くのだった----。

質の良いオトナな映画ですねぇ。アンソニー・ホプキンスの存在感がすごいのに、負けてないエマ・トンプソン。卿の甥っ子役で、ヒュー・グラントが出てたり。オススメな映画です。
by espresso_cafe | 2008-08-12 12:10 | DVDイロイロ
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